東京都杉並区下井草2-40-13 海野ビル2F

西武新宿線「下井草駅」南口出口前 徒歩1分

03-3399-2100

定期健診maintenance

100年生きる、100年守る。

寿命が延びて、人生100年時代と言われるようになりました。2007年生まれの日本人の半数は107歳が寿命という報告もあります。 100年の間、人は、食事を味わい、笑い、大切なひとと語らう。さくら歯科はそんなお口からはじまる幸せを支えます。かかりつけ歯科医院として、むし歯、歯周病、歯並び、口腔機能、そして全身を守ります。

予防というとむし歯予防をイメージする方が多いと思いますが、それだけではお口の健康を守ったとは言い切れません。むし歯を予防して歯を残すことがゴールではありません。機能を守れてこそ歯を残す意味があります。機能させてはじめて健康に貢献できて、お口の健康を守れたと言えます。

また、ライフステージによっても、個体によっても、守るものが変わります。さくら歯科では。かかりつけ歯科医院として、むし歯、歯周病、歯並び、口腔機能そして全身を守り、あなたの健康を100年支えます。

100年生きる、100年守る。

たった一つの予防の神髄

私は歯科医療機関に勤めている方で、むし歯が次から次へと出来て困っている方や歯周病でどんどん歯が抜けてしまう方を(特別な状況に置かれている方を除いて)知りません。きっと正しい知識とより良い習慣を続けているからです。

きっと正しい知識とより良い習慣を続けているからだと思います。その方のライフステージとお口の中の状況に合わせて専門家である歯科衛生士がアドバイスをする。
例えるなら、当院の歯科衛生士はテニスやゴルフのレッスンプロのようなものかもしれません。正しいスイングを教えて、それが身につくようにアドバイスをするように、正しい知識と技術で「自分の健康は自分で守ること」を確立できることがセルフケアのゴールです。
そのためには今のライフステージに合わせた正しい知識が不可欠です。

一例ですが...

・むし歯予防に歯みがきは効果があると今現在(2019年3月)には科学的根拠はありません。
・むし歯予防で効果があるのは、フッ素の使用とシーラントです。
・むし歯の治療をしても、生活習慣が変わらなければ1年以内にむし歯にかかる確率は約90%です。
・口腔機能の発達、低下の予防は、認知症予防、健康寿命の向上に貢献します。
・8020運動(80歳で20本以上の歯を残す)の成功者は、正常咬合(約80%)、上顎前突(約20%)で下顎前突、開咬の方は0%でした。

時代によって、科学的な正しさは変わります。その時々の「正しい」をお伝えしたいと考えております。正しい知識で予防の行動をとっていただくことをお願いしています。それに必要な行動はただ一つです。それは、定期的に通院することです。定期健診こそが予防歯科の神髄です。

グラフで見る
定期健診の効果

①定期健診の重要性

定期健診のすごさがわかるグラフです。きちんと通院した人は残存歯数が25本でほとんどの歯が残っています。食べることにも困りません。
日本臨床歯周病学会 資料改変

定期健診の重要性

②定期健診の重要性

定期健診に通い続けてくれる方は、歯周病から歯を守れています。
日本臨床歯周病学会 資料改変

定期健診の重要性

③定期健診の重要性

Beckerらの研究によると歯周治療を行わなかった人たちは、1人につき5年間あたり1.8本の歯を失いました。そして歯周治療を行ったけれどメインテナンスを行わなかった場合は、1人につき5年間あたり1.1本の歯を失いました。歯周治療を行い、治療後もメインテナンスを行った人たちは1人につき5年間あたり0.5本の歯しか失いませんでした。上記の研究は調査対象や調査時期が異なるため単純には比較できませんが、メインテナンスは歯の保存に重要であることがわかります。
厚生労働省 資料より

定期健診の重要性

このほかにも定期健診に通院することがお口の健康につながる科学的な根拠はいっぱいあります。

なぜメインテナンスが
大切なのか

私がこれほどメインテナンスにこだわるには理由があります。

歯科治療ではむし歯は治せないと思っています。それは、削ってつめることは対処療法にすぎないからです。むし歯になった原因を探り、その原因を取り除くことや見直すことが本当の原因療法になります。つまり、予防こそが原因除去療法で治療だと思います。ですので、是非、定期健診にいらしてください。何もないから歯科医院に行かないでは歯を守れません。『(心配事、困りごとが)何もない』を保つことこそ大切にしていただきたいです。

歯の寿命

最初の治療から25年程度で歯を失うことになります。ですので、むし歯にかからないことも大切ですが、治療した後も詰め物、かぶせものの寿命を延ばすように定期健診に通うことが大切です。

Nico改変

一般的な保険診療を行った場合の
修復物の耐用年数

※横にスクロールできます。

治療方法 2次カリエス
(再発した虫歯)
脱離
(取れた)
歯髄炎
(痛くなった)
平均使用年数
コンポジレット充填
(プラスチックの詰め物)
5.1年 3.3年 5.6年 5.2年
インレー
(部分的な金属の詰め物)
5.8年 4.1年 5.3年 5.4年
クラウン
(金属の被せ物)
8.2年 6.2年 8.9年 7.1年
ブリッジ
(歯を補う金属の被せ物)
10.1年 6.2年 7.5年 8.0年
アマルガム
(水銀の詰め物)
7.4年 8.4年 6.0年 7.4年

歯科修復物の使用年数に関する疫学調査:
森田学ら

当院は
かかりつけ歯科医院です。

あなたにとってのお母さんのような存在でありたいと思います。いつもと何となく違って子どもの様子がおかしいとおもったら、熱が高かったこと、おなかの調子が悪かったなど、子育て経験がある方ならご経験があるのではないでしょうか。いつも見ているからこその「お母さんが感じるいつもと違う感じ」。かかりつけ歯科医院にはその力があります。

かかりつけ歯科医院には生涯にわたっての通院履歴があります。担当が変わってもご安心くださいませ。チームであなたの健康を支えます。さくら歯科は安心安全の診療を心がけています。

左:血圧測定器は各診療コーナーにあります。
右:AEDも常備しています。

当院はかかりつけ歯科医院です

血圧測定はもちろんのこと、通院中の医科の先生に定期的に連携をとって全身状態を把握したり、不安や心配を軽くするためにカウンセリングをしたり、消毒、滅菌に力を入れたり、様々な方法で健康を支えています。患者さんごとにブラシも使い捨てで対応しております。

左:当院の滅菌器は4台あります。
右:歯科衛生士が使用するブラシ類は使い捨てです。

当院はかかりつけ歯科医院です

最後に...

歯の定期検査を受け、きちんとケアすると年間の総医療費が低くなる傾向があるとの報告がありました。(トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査(2011年3月28日) 【中日新聞】)

歯科の定期健診を受けている人は、48歳までは総医療費が定期健診費用で年間2万円ほどプラスになり平均より高いが、49歳を過ぎると平均を下回る結果になりました。

歯の健康と密接な関係がある、生活習慣病などのリスクが下がることも要因の一つと考えられています。さらに65歳を過ぎると総医療費平均が35万円に対し、定期健診を受ける人は20万円以下とその差がだんだんと広がってゆく傾向にあります。

健保組合は「歯が悪いと食事が偏ったり、歯並びが悪くなったりする。それが、糖尿病や、肩こり、骨粗鬆症などを招き、体全体の健康に影響を与えるのではないか」と分析し、歯が健康であれば、医療費も下がり、歯科の費用を含めても「生涯医療費」が低くなると結論づけました。

最後に...

毎日、使用するお口の健康を守ることは健康寿命をのばすことにつながります。
食べることは生きることです。人生の最後まで、しっかり口から栄養がとれることは、人生を楽しむことにほかなりません。
大切な事は地味で目立たないのかもしれません。定期健診にもっと興味を持っていただきたいです。