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10月のさくら通信

2024.10.23 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信

フッ素配合歯磨き粉に
ついて

今月のさくら歯科通信は、フッ素配合歯磨き粉についてのお話しです。

みなさんはフッ素の働きや、歯磨き粉の正しい使い方をご存知でしょうか。

フッ素とは?

フッ素はミネラルの一種で自然界でもあらゆるところに存在し、通常の使用であれば有害性もあり
ません。

フッ素の効果とは?

歯を強くする

歯の再石灰化を促進する

虫歯菌の活動を抑制する

大きく3つの効果があり、虫歯予防には欠かせない成分です。

みなさんは歯磨き粉のフッ素濃度を確認して使っていますか?

フッ素濃度とは、その名の通りフッ素の濃度のことで、「ppm」という単位が使われます。フッ素濃度はほとんどの歯磨き粉に記載されています。去年、フッ素配合歯磨き粉を使用する際の推奨量・濃度について、新しい基準が発表され、全体的に推奨する濃度が上昇ました。

フッ素配合歯磨き粉を使用する際の推奨量・濃度

歯が生えてから2歳まで

フッ素濃度 950ppm、使用量1~2mm程度(これまでは500ppm)

3~5歳まで

フッ素濃度 950ppm、使用量5mm程度(これまでは500ppm)

6歳以上

フッ素濃度 1450ppm、使用量1.5㎝~2cm程度(これまでは6~14歳までは1000ppm)

また、歯磨き剤をはき出すだけに(もしくはペットボトルのキャップ1杯分くらいの水で1回のみうがい)すること等も新たに追加されました。

フッ素の応用は他にもいくつかあり、虫歯予防にとても大きな効果があります。ただ、虫歯を100%予防することはできないので、フッ素配合歯磨き粉やフロス・歯間ブラシ等の使用、生活習慣の改善、また歯科医院の定期健診に通うことも虫歯予防には大切なことです。

「参考資料niko2024年8月号」