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10月のさくら歯科通信

2023.10.10 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信

タバコとお口の中の関係

さくら歯科の歯科衛生士 中村です。つい先日まで猛暑日と言われていたのに急に寒くなったりと体が追いつかないと感じる今日この頃ですが、体調はいかがですか?

今月のさくら歯科通信はタバコについてです。タバコと一言で言っても最近は色々な種類があるようですね。紙巻や加熱式、電子タバコ…

タバコの種類について

紙巻タバコ:細かく刻んだたばこ葉を紙で細長く巻き上げた形態のもの。タバコの葉を燃焼させ、その煙を吸うもの

加熱式タバコ:スティック状になっているタバコの葉に金属の刃や筒を加熱して発生するエアロゾルを吸うもの

電子タバコ:カートリッジに入ったリキッドをバッテリーで加熱して発生するエアロゾルを吸うもの

紙巻タバコをやめて加熱式タバコに変えたから健康への害が少ないと思っていませんか?

実は加熱式タバコにもニコチンは紙巻タバコと同じくらい入っています。ニコチンには強い依存性があるだけではなく、血管収縮作用がありますので、酸素や栄養の供給が妨げられます。それだけではなく、加熱式タバコ特有の化学物質が含まれており、身体に与える影響はまだ明らかになっていないそうです!

ニコチンはお口にも当然害を与えます。歯周病、虫歯、口臭、口腔ガン…等

日本では、アイコス、グロー、ブルームテック、リル ハイブリッドなどが販売されています。

じゃあ電子タバコならいいんでしょ??

日本製の電子タバコにはニコチンを入れてはいけない法律がありますが、悪いのはニコチンだけではないようです。日本より早く電子タバコが普及したアメリカでは肺機能障害や死亡例が急増しているんだそうです。

少し禁煙したところで意味はない??

早くて数日から起こる良い変化があります!

⌛️24時間後⌛️

心臓発作のリスクが軽減します

⌛️48時間後⌛️

身体からニコチンが抜けます、味覚や嗅覚が改善し始めます

⌛️72時間後⌛️

気管支の緊張が取れて呼吸が楽になります

⌛️2〜13週間後⌛️

血行が良くなる、運動が楽になる

⌛️1年後⌛️

心臓発作のリスク半減

⌛️5年後⌛️

口腔がん、食道がん、咽頭がん、膀胱がんのリスク半減

⌛️10年後⌛️

肺がんのリスク半減

禁煙することにより歯ぐきへの血流量も改善して禁煙5日ほどで回復します。血液は酸素や栄養、細菌と戦う免疫細胞を運んでくれます。血流が回復すると傷の治りが良くなったり、再感染の防止になります。そのため歯周病治療やインプラントを検討している方は禁煙がおすすめです。

どうしてもやめられないという方もいらっしゃると思います。専門家の手をお借りするのも方法の一つです。

nico2023  8月号より引用