乳幼児からの口育
こんにちは。さくら歯科の口育士の船戸です。
今年の夏は暑い日が続いたり台風の影響で大雨だったりで大変な夏ですね。
私も子供達と一緒に今年はプールに行ったり、花火をしたりと晴れの日を楽しみました。もう今年も残り4か月ですね。
ところでみなさんは、「口育(こういく)」という言葉を聞いたことはありますか?
口育とは、新生児から哺乳の仕方、指しゃぶりやおしゃぶり、離乳食の与え方、ストローの使用などに十分注意して、子どもの発達をお口から見ていくことをいいます。
なぜこの口育が大切かというと、食べる・話す・呼吸などのお口の機能がうまく使えない「口腔機能発達不全症」という状態になってしまいます。呼吸と嚥下(飲み込み)が正しくできなくなり、歯並びに影響がでるだけではなく、間違った呼吸(口呼吸)で免疫力や集中力や運動力の低下につながってしまい、本来のお子様の力が十分に発揮できなくなってしまうのです。
よく耳にする“お口ぽかん”です!
そうならない為には実は、お母さんのお腹の中にいるときから子供の口育は始まっているのです!!
新生児から出来ることや、離乳食開始時期のポイント、幼児期で気を付ける事など様々ありますが、今回は乳幼児さんのストローについてお伝えします。
子どもがストローを使ってくれると保護者のみなさんはとっても楽ですよね。
こぼさない、パックの飲み物が与えられる、など様々だとはおもいますが、
よくあるパターンはこちら
哺乳瓶→スパウト→ストロー→コップ の順番…
実はダメなのです!
正解はこちら
哺乳瓶→コップ飲みの順番です。
ダメな理由は?
そうなると将来…
・うまく食べ物が飲み込めない
・飲み物をよくこぼす
・発音にも弊害
・ベロの位置も下がってしまう(定位舌)
など、お口の成長の妨げになってしまうのです。
離乳食開始の時期など最初は難しいと思いますが、スプーンやコップでも少量を一口ずつからスタートしてみてくださいね!
そしてできたらたくさん褒めてあげてください。
ぜひコップはお子様が持ちやすい物を選んでくださいね。
お子様の気になることやご質問があればぜひお気軽にお声かけください。