東京都杉並区下井草2-40-13 海野ビル2F

西武新宿線「下井草駅」南口出口前 徒歩1分

03-3399-2100

8月のさくら歯科通信

2023.08.01 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信

今回のさくら歯科通信では口臭についてお話していきます。

気温が上がりマスクを外す機会も増えてきた方も多いと思います。
ふとした時におくちのにおいが気になることはありませんか?

意外と知られていないのは「口臭の原因は歯科に関するものが少なくないということ」です。口臭物質の温床になりがちなのは、歯周病や舌苔、たまったプラーク大きな虫歯、汚れた入れ歯などです。

口臭の原因は生理的なものと病的なものがあります。

生理的口臭とは朝起きた時におくちが臭うなど、誰にでもある一時的な口臭で、1日のうちに自然に増減します。食べ物や飲み物、タバコをはじめとした嗜好品などの成分が一時的に口から、あるいは肺からにおうというのもこれに含まれます。

一方、病的口臭は、持続的に発せられるにおいです。いわゆる¨不快な口臭¨と客観的に認識されやすいもので、においの原因がなくならない限り存在し続けます。

歯周病などのおくちの病気や、鼻炎などの耳鼻咽頭の病気、糖尿病や肝疾患など全身の病気により起こります。(におい物質が血液をめぐって肺から呼気へ移ります。)

生理的口臭と病的口臭は明確に2つに分けられるものではないですが、強い口臭が続くというのは、おくちか全身に不調が起きているシグナルといえます。

口臭の3大物質

①硫化水素

硫黄と水素が合わさった揮発性硫黄化合物。腐ったたまごのにおいを発します。主に磨き残したプラーク(細菌のかたまり)に由来します。

②メチルカプタン

腐った玉ねぎのようなにおいを発します。主に歯周病に由来し、歯周病菌の代表であるpg菌により生み出されます。

③ジメチルサルファイド

生ごみや腐ったキャベツもようなにおいを発します。体の病気やお薬の影響で発生しやすい傾向があります。

少しでもにおいについて気になったら簡単におくちのにおいをチェックすることができますので、お気軽にお問い合わせください。

出典:nico 2023.7月号