杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。
「食事中に歯が欠けてしまった。」「前歯をぶつけてしまい欠けてしまった。」きっと驚いて、慌ててしまうと思います。「神経をとらないといけないのか?」「歯を抜かないといけないのか?」とても心配しますよね。今回は、そんな「歯が欠けてしまった時」の対処法と治療法を詳しくお話します。お役に立てれば嬉しいです。
まず、原因によって歯が欠けてしまった時の対処方法が異なります。原因には、大きく分けて3つあります。
〇事故で前歯が欠けてしまった
人とぶつかったり、転んだりして前歯が欠けてしまうことがあります。できれば欠けた歯の破片を探し、すぐに歯医者に連絡してください。歯の破片があれば、歯科用接着材で付けることができる場合が多いです。どうして見つからない場合は、そのまま歯科医院にご連絡ください。
〇虫歯で歯が欠けてしまった
むし歯が進行するとは歯が欠けることがあります。緊急性は高くありませんが、数週間以上もそのまま放置すれば、痛みが出たり、歯を抜かなくてはいけなくなる場合もあります。早めに歯科医院で予約を取り治療に伺う事をお勧めします。
〇詰め物が取れて歯が欠けてしまった
詰め物は接着材の劣化で取れたり、大きな力がかかると欠けたり、取れたりします。取れてしまった詰め物は場合によっては付け直すことができますので、歯科医院にお持ちくださってご相談ください。
次は治療方法です。様々なバリエーションがございますが、代表的な例として参考にしていただければと思います。
☆事故で前歯が欠けた時の治療法
欠けた歯の破片が残っている場合
歯が大きく欠けてしまった場合でも、小さく欠けてしまった場合でも歯科医院にお持ちください。歯の破片があれば、つけることもできます。
小さく欠けてしまった場合
ギザギザになっている程度であれば、場合によっては丸めて平らにすることもあります。また、欠けた部分が大きい場合はコンポジットレジンという歯によく似た色のプラスチックで、欠けてしまった部分を歯の形に合わせて詰めます。さらに、大きく欠けてしまった場合はかぶせることをお勧めする場合があります。
→欠けてしまったことに対する治療方法をあげています。まずは、歯、神経の保存を第一に考えて対応しますのでご安心ください。「何もしないでも痛みがある。」「歯の内部から血がでてきている。」そんな場合は神経が痛んでいることが多いです。神経をとることも治療方法の一つです。
☆むし歯で歯が欠けてしまった場合
むし歯は表面からは小さく見えますが、中で大きく広がりまっています。そのために、表面の堅い部分(エナメル質)だけが残り、何かのきっかけで歯が欠けてしまいます。そのままにせずに、歯科医院でむし歯の治療を受けてください。
☆詰め物が取れて欠けてしまった場合の治療法
詰め物をそのまま歯に付ける
接着材が劣化して詰め物が取れてしまった場合は、そのままつけることも可能です。しかし、むし歯が出来ていたり、はずれた詰め物が変形していたり、はずれた時に歯が欠けてしまっていたりすると、新しく歯の形を整えて、新しいつめもので、詰めることが必要になります。
その他、
歯ぎしりで歯が欠けてしまった場合
歯を丸めて終わる場合、詰め物、かぶせ物をする場合があります。
治療中の歯が欠けてしまった場合
欠けた大きさ、場所によっては、歯が必要な場合になってしまうこともあります。歯科医院で確認してもらってください。